引っ越しの荷造りはいつから始める? 食器の梱包はどうする? 段取りのよく引っ越すための荷造りのイロハ

引っ越しが決まっても、いざ準備しようと思うとさて何から始めるべきか、いつから始めるべきか、わからないことだらけで億劫になってしまいがちですよね。

でも後回しにしていると後が大変。荷造りって意外と時間がかかるもので、ギリギリになってはじめると、当日になっても終わってないなんてことにもなりかねません。そうなると、梱包オプション料金が追加なんてことにも。ただでさえ痛い引越し費用、さらに急にそうなればなかなかつらいですよね。

でもそれならまだしも、最悪の場合には引っ越し自体が延期で、しかも延期によるキャンセル料がかかってしまうなんて場合もあります。

そんな事にならないよう、今回は引っ越し前に済ませておくべき荷造りについて、ゼロから10まで細かく説明していきます。荷造りのイロハを学んで、余裕を持った準備ができるようにしていきましょう!

1. よりよい荷造りの基本

 

さて、具体的なことを見ていく前に、まずは引っ越しの荷造りにおいて知っておきたい基本的で重要なエッセンスを説明していきます。

結論からまとめますと、よりよい荷造りとはこんな荷造りのことです。

荷造りのポイント
  • 引越し前日や当日になって焦らないで済む計画的な荷造り
  • 物が壊れない・傷つかない梱包
  • 業者さんが効率よく運び出せて、トラックに積みやすく、新居に運び入れやすい
  • 分かりやすくて新居での新生活スタート時に困らない・片付けやすい

まずはもちろんですが、梱包が不十分で高価な食器や思い出の品などが破損していたら悔しいですよね。 物が壊れないような梱包の仕方をするのは大前提です。

そして何より意識したいのは、「いかに効率のよい引越し作業が行える荷造り」をできるかです。 ダンボールの選び方や内容物の記入の仕方ひとつで引っ越し当日の作業効率が変わってきます。

また、引越し先での新生活がスムーズにはじめられるよう「どのダンボールに何が入っているのか」「すぐに使いたい物が入っているダンボールはどれなのか」分かるようにしておくなどの工夫もしておくべきでしょう。

それでは、ポイントがわかったところで具体的にはどのようにしていけばいいのでしょうか?

2. 当日までに何をしておく? 荷造りの段取り

 

まずはじめに、荷造りの段取りを確認していきましょう。ざっくり言えば、

  1. 梱包資材や必要な道具の準備
  2. 要らない物の処分とすぐには使わない物の梱包
  3. 引っ越し直前まで生活に必要なもの・引っ越しに必要な道具類などの梱包

といった流れです。

① 梱包資材や必要な道具の準備

まずはとにかく、ダンボールやガムテープなどの資材を準備するのがスタートです。 これがなくては何も始められませんからね! 引越し業者選びが終わったらすぐに準備しはじめるようにするとよいでしょう。 基本的にダンボールやテープなどは引越し業者から貰えますので、できるだけ早く受け取るようにしましょう。

その他、必要な物やあると良いものは4章でまとめましたので、そちらを参考にしてみてください!

② 要らない物の処分とすぐには使わない物の梱包

資材の準備ができたら、オフシーズンの服などすぐには使わないものは出来るだけ早めに梱包してしまいましょう。

それと同時進行で「不要な物の処分」もどんどん進めてきます。 新居へ持っていくものが多くなれば多くなるほど手間もお金もかかってしまいます。 良い機会と思って、引っ越し前に極力減らせる物は減らしておくように心がけたいところです。

ちなみに、食品や調味料、洗剤やシャンプーボトルなどは梱包しにくいので、できるだけ引っ越し当日までに使い切るか処分するかしておきましょう。

③ 引っ越し直前まで生活に必要なもの・作業に必要な道具などの梱包

引越し日1週間前くらいからは、残りの日数を考えつつ「もう引越し日まで使わなくても大丈夫な物」を見極めて少しずつ梱包を進めるようにしていきましょう。 服や食器類なども最低限必要な分だけ残してできるだけ梱包してしまった方が後が楽です。

そして引っ越し直前まで残った必需品を最後に梱包します。 基本的にそれらのものは新居でもすぐ必要になる物ですので、「すぐに使うもの」として分かりやすくまとめておくと良いでしょう!

また、カッター、はさみ、軍手、ドライバーなどは引っ越し準備だけでなく開梱時にも必要になりますので、これらのものも最後に梱包して分かりやすくまとめておきましょう。

3. 引っ越し準備はいつから始めるべき?

これはもちろん家族構成やモノの量によって大きく変わるのですが、最低でも1週間はみておいた方がいいでしょう。

引越し一括見積りサイトの『引越し侍』が実施したアンケート調査によると、荷造りにかかった平均日数は一人暮らしで5日間、4人家族で8日間程度とのことです。

200315 packing 01引越し侍公式サイト「引越し準備はいつから始める?荷造り・手続きのやることリスト」より

モノが少なければ数日で一気にやることも可能だとは思いますが、1日〜2日でやろうとすると経験談として本当に苦労しますので、できるだけ余裕をもって始めてくことを心からオススメ致します。

4. 荷造りに準備したい資材や道具

荷造りを始めるためにはまず梱包資材や必要な道具を準備しなければなりません。まずは基本的な梱包資材について説明します。

用意したい梱包資材
  • 【ダンボール】: 荷物の種類や量に合わせて使い分けられるよう大小2~3サイズくらいを揃えておくとよいでしょう。また、ダンボールの種類がバラバラだとトラックでうまく積み込めなかったり運搬しにくかったりしますし、耐久性に難がある場合もあります。業者さんで用意しているものを利用するのがベターです。
  • 【布テープやガムテープ】: ダンボールをとめるのに必要不可欠です。
  • 【養生テープ】: 綺麗に剥がせる養生テープも何かと便利です。衣装ケースなどの引き出しやゴミ箱のふたなどを開かないように留めておくなどに使えます。
  • 【エアパッキン】: 俗に言う”プチプチ”のことです。食器などの割れ物や大事なものを守るのに必要です。
  • 【新聞紙】: こちらも食器などをくるんだりエアパッキンがわりに使えます。こちらの方が手軽に使えるので、両方用意して使い分けるとよいでしょう。
  • 【布団袋】: 布団は業者さんで用意している「布団袋」を使うのが便利です。大抵は布団袋は当日に業者さんが持ってきてくれて梱包もしてくれますが、先にもらっておいても良いでしょう。
  • 【ハンガーボックス】: 業者で用意している衣類用の運搬ボックスです。ハンガーにかけたまま運ぶことができるので、コートやスーツ、シャツなどの運搬に優れています。これは基本的に当日やってくれます。
業者では新聞紙の代わりに「うぐいす紙」や「クッションペーパー」などと呼ばれる専用の紙を使う場合が多いです。新聞紙がない場合は業者からうぐいす紙を用意して貰えないか確認してみると良いでしょう。

ダンボールやガムテープはもちろんですが、エアパッキンや新聞紙(クッションペーパー)も多めに用意しておくと便利です。食器類や花瓶などの割れ物を包むのにも便利ですし、ダンボールの隙間を埋めて荷物を動かないようにするのにも使えます。

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↑ エアークッションとポリエチレンの梱包シート。どちらも100円ショップのもの

これらの資材のほか、以下のような道具も何かと使うので準備しておきましょう。 家族での引っ越しならカッターや軍手、マジックペンは作業する人数分用意しておいた方が何かと便利でしょう。

必要な道具
  • 【軍手】: 手を怪我から守ってくれますし、ラバー付き軍手なら重い物がだいぶ持ちやすくなるのでオススメです。
  • 【カッター】【はさみ】 : 何かとかなり使います。必ず用意しておきましょう。
  • 【油性マジックペン】: ダンボールに中身などを書き込むのに使います。しっかり太い文字で書けるものを選びましょう。
  • 【ゴミ袋】: 処分すべき不用品もたくさん出てくると思いますので、多めに用意しておきましょう。あれば梱包の際にも使う機会があったりします。
  • 【工具類】: ベッドなど解体・再組み立てが必要となる家具も出てくることがありますので、ドライバーなどの最低限の工具は用意しておいた方が便利です。メジャーなどもあると便利です。

5. ダンボールの使い方基本

梱包の基本はダンボールです。まずはダンボールの正しい使い方を覚えておきましょう。

ダンボールを組み立てる際ですが、普段よくやるフタを重ねて組み立てるのは絶対やめましょう。強度がかなり弱くなってしまい、重くなると底が抜けてしまいます。きちんと布テープなどで留めるようにしましょう。貼り方の基本は写真のような十字貼りです。この貼り方ですと中心部の強度が強いので、底が抜ける心配がかなり軽減します。

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↑ ダンボールの留め方。テープはこのように十字貼りにする

また、1つのダンボールが重くなりすぎないように注意しましょう。作業員が運ぶ際に大変で効率も下がってしまいますし、新居で片付ける際に自分も苦労します。また、底が抜けてしまうリスクも高まるので、本や書類などの重いものは小さいダンボールを使うのが鉄則です。

そして、梱包の際は1つのダンボールにあれこれ入れるのではなく、同じようなもの・同じ場所にしまうものなどでまとめて分かりやすいようにすると後がラクです。

また、ダンボールの側面に必ず中身・新居での行き先を記載するようにしておきます。上面だとダンボールを重ねたとき見えなくなってしまうので必ず側面に書くようにしましょう。もちろん側面と上面両方書いておくとベターです。 新居への搬入時には、この記載を元に指示を出して作業員にダンボールをそれぞれの部屋へ振り分けてもらう事になります。

また、割れ物を入れた際は「割れ物シール」を貼るか、見えやすいように「ワレモノ」などと記載して注意喚起し、破損を防ぎましょう。

6. 小物類の基本的な梱包の仕方

ダンボールへの梱包の基本はできるだけ隙間なく詰めることです。そうすることでダンボール内でモノが動き、ぶつかったりして破損してしまうのを防ぐことができます。 隙間が空いてしまうときは新聞紙やタオル、エアパッキンなどを緩衝材にすることでうまく隙間を埋めることができます。

食器類は1つずつ、あるいは同じ大きさで数枚重ねて新聞紙やエアパッキンで巻いて割れにくいよう保護します。その上で、間に緩衝材も入れながら丁寧にダンボールへ箱詰めしていきましょう。食器類以外のワレモノも同様です。

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↑ クッションペーパーによるお皿の梱包。エアーパッキンや新聞紙などでも同様

洋服はコートやスーツ類などのハンガー物は当日にハンガーボックスを使うのでそのままでOKです。 それ以外は畳んで大きめのダンボールに梱包しましょう。大きめの箱の方がまとめてたくさん入る上、シワにもなりにくいです。

包丁などの刃物類は新聞紙やダンボールなどでくるんでテープでしっかり固定するなど、自身や業者さんが怪我してしまうことのないようしっかり保護するとともに、それが刃物であることをわかるように記載しておくとよいでしょう。

また、もしあればですが食器類などは買った時の梱包箱を取っておくと引っ越しの際は便利です。特に高価な食器などはこうしておくと安心ですので、もし取っておいてあれば利用しましょう。

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↑ 食器類の箱を取っておいてあればより安心ですので利用しましょう

7. 大型家具・家電の梱包

ベッドなどの分解できるものは極力分解しておくようにしましょう

また、タンス類は中身が入ったままでは重くて運べなかったり、持ち上げた際にタンス自体が壊れてしまうことがありますので、空にしておくのがオススメです。 その上で扉や引き出しが開かないよう養生テープなどで留めておくと良いでしょう。ちなみに、衣装ケースは中身が入ったままでも運搬できますのでフタだけ開かないいように養生テープで留めておけばOKです。

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↑ 衣装ケースは養生テープでフタが開かないようにしておきましょう。

テレビやパソコンなどは大抵業者の方が梱包してくれるので心配いりませんが、配線は大抵優良のオプションサービスなので、自分であらかじめ抜いておくようにしましょう。 その際、新居で元に戻せるように写真を撮っておいたり、印を付けたりしておくのがオススメです。

そして忘れちゃいけないのが洗濯機と冷蔵庫の水抜きです。 冷蔵庫は引越し前日にコンセントを抜くだけで大丈夫です。 洗濯機については以下の記事を参考に水抜きしておきましょう。

洗濯機の水抜きとは? 引っ越し前日の洗濯機の準備について解説!!

2020年2月17日

冷蔵庫の引っ越し前準備は1週間前から!! 水抜き・霜取りのやり方も解説!

2019年10月26日

また、灯油ストーブは中に灯油が残っていると運んで貰えませんので、空焚きを忘れずにしておきましょう。

引っ越しのときストーブはどうすればいい? 空焚きや余った灯油について解説!

2020年2月19日

8. もう間に合わない!困った時の業者さんへの依頼

荷造りをする時間がなかったり、始めるのが遅くて間に合わないと思った時は、できるだけ早めに業者さんへ相談してみましょう。

料金はだいぶかかってしまいますが、オプションで荷造りや開梱もやってもらうことも可能です。 プロによる梱包なので破損のリスクが少なく開梱もしやすい上、最悪なにかあったときも責任をとって対応してくれますので、費用はかかりますが価値はあります。

9. まとめ

ここまで荷造りについてたくさんの基本やコツを紹介していきましたので、最後にもう一度要点をまとめておきましょう。

  1. 荷造りの基本事項
    • 荷造りは最低でも1週間前くらいから。余裕をもって早めに始める。
    • まずは資材や道具を一通り揃える。そして要らないものを処分しつつ、使わないものから順番に梱包していく。
    • 引っ越し直前まで必要なものは、新居でもすぐに使うもの。「すぐ使うもの」として分かるようにしておく。
  2. 梱包の仕方
    • ダンボールは十字貼りで作り、必ず側面に中身と新居での行き先を記載する。
    • ダンボールは重くなりすぎないように気をつけ、開梱・片付けを意識しながらまとめる
    • 極力スキマができないように詰め、空いたスキマには新聞紙などを緩衝材として詰める
    • ワレモノはエアパッキンなどで包んでからダンボールにしまい、ダンボールにもワレモノと記載しておく
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これで以上です! 早めにスタートして、余裕を持った荷造りをしていきましょう!

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