引っ越しのときストーブはどうすればいい? 空焚きや余った灯油について解説!

引っ越しの際、実は「石油ストーブ」は気をつけなくてはならない物のひとつです。 もしかしたら、業者に「中に灯油が残っているストーブは運べないので、空焚きをしておいてください!」とか言われているかも知れないですね!

引っ越しでは、業者は「灯油が中に残ったストーブ」を運ぶことはできません。 なぜなら、灯油は法律で「危険物」に指定されているので、その運搬は法律で禁じられているからです! ! ということはもちろん、ストーブだけではなく、灯油が中に残っているタンクも運んでもらうことはできません。

それでは、残ってしまった灯油はどのようにすれば良いのでしょうか? 今回は石油ストーブの引っ越し前準備の仕方や残った灯油をどうすればよいかについて解説していきます!

1. 引っ越し業者は法律上「灯油の運搬」はできない!! ストーブの中の灯油は使い切ること!

先ほど申し上げた通り、引っ越し業者は”危険物”にあたる灯油の運搬をすることが法律上禁止されています。 その旨は、国土交通省が定めた引っ越し業者が守るべきルール「約款 (やっかん)」にも以下の通り記載されています。

(引受拒絶)第四条

2 荷物が次に掲げるものであるときは、当該荷物に限り引越運送の引受けを拒絶することがあります。

一 現金、有価証券、宝石貴金属、預金通帳、キャッシュカード、印鑑等荷送人において携帯することのできる貴重品

二 火薬類その他の危険品、不潔な物品等他の荷物に損害を及ぼす恐れのあるもの

三 動植物、ピアノ、美術品、骨董品等運送に当たって特殊な管理を要するため、他の荷物と同時に運送することに適さないもの

四 申込者が第八条第一項の規定によるその種類及び性質の申告をせず、又は同条第二項の規定による点検の同意を与えないもの

国土交通省作成の「標準引越運送約款より抜粋」

そのため、ストーブを新居に持っていくためにはストーブの中に残った灯油を空にする必要があります。 そのための作業を「空焚き」と言います。 また、ストーブ内だけでなく灯油がポリタンクに残っている場合もそれを運んでもらうことはできないため、それをどうするか考える必要があります。

ポイント
  • 灯油は危険物に指定されているため、引っ越し業者は法律上で灯油の運搬を禁じられている
  • 石油ストーブを新居に運んで欲しい場合は「空焚き」をして中の灯油をすべて空にする必要がある
  • 灯油が入ったポリタンクも運んでもらえないので注意

2. ストーブの引っ越し前準備について

それでは、石油ストーブについては引っ越し前日までにどうしておけばよいのでしょうか? もし冬場でしたら、普通に使っていてある程度引っ越し日が近くなったら給油をしないようにして最後まで使い切ってしまえばOKです。最後の1日、2日はストーブではなく暖房などで過ごすようにすれば、あまり難しいことを考えなくても問題ないですね!

しかし夏場の場合など、うまくそのようにできなかった場合は、どのような手順を踏めばよいのでしょうか? 以下の通り3ステップで準備していきましょう!

石油ストーブの引っ越し前準備
  1. 灯油抜き
  2. 空焚き
  3. ストーブの梱包

① 灯油抜き

まずは中に残っている灯油をできるだけ少なくしておきましょう。 やることは簡単で、普段ストーブに給油する場合と反対に、ストーブの灯油タンクからポリタンクへ灯油を戻します。 給油するときと同じ感覚で、ただ灯油ポンプの向きをいつもと逆にすればOKです。

② 空焚き

①でストーブの灯油タンク内は空になりましたが、ストーブ本体の内部にはまだ少し灯油が残っています。 これをなくすために「空焚き」をします。 やり方自体は簡単で、単純に灯油がなくなるまで点火しつづければいいだけです!

「空焚き」した場合、すべて灯油を使い切って電源が消えたとき、煙が出て非常に灯油くさくなります。 外で作業を行うか、十分に換気しておこなうようにしましょう。

③ ストーブの梱包

空焚きまでしておけばもう運んでもらうことは可能になりましたが、もちろん他の物と同様に引っ越しなら「梱包」する必要もありますね!

ストーブの梱包の仕方は、ダンボールに入るくらいの大きさならダンボールに入れて隙間を布や丸めた新聞紙などで埋めてあげればOKです。

もしダンボールに入らないような大きいストーブを使っている場合は、エアパッキン (いわゆる”プチプチ”のことです!) で包んでおけば十分でしょう。 その上から巻きダンボールなどで包んでおけば完璧です。

ただ、ストーブの場合はいっそ梱包しないでそのまま置いといても業者さんの方でやってくれると思いますので、なんなら梱包しないでおいても良いかも知れません、 ただしその場合、業者によっては梱包なしでそのまま運ぶ判断をする場合も十分あり得るので、その点は了承しましょう。

3. 余った灯油はどうする?

業者さんは法律上「灯油は運べない」となると、ストーブだけでなく灯油が残ったポリタンクも運んでもらえないことになります。 では、こちらはどのようにすれば良いのでしょうか? この場合は以下の4つの選択肢があるかと思います!

  1. 自分で運ぶ
  2. ストーブに入れて空焚きする
  3. ガソリンスタンドに処分を頼む
  4. 近所の人などにあげてしまう

① 自分で運ぶ

可能ならば、車などを使って自分で運んでしまうのが一番簡単です! タンクに残っている灯油も無駄にしないで新居で使うことができますので一番おすすめです。

ただしこの場合注意すべきなのは、灯油の匂いが車内に漏れないように注意することです。 可能ならトランクに入れてしまうのがベストですが、独立のトランクがない場合はフタをしっかりと閉めて、タンクに灯油がこぼれているようならしっかり拭いておくようにしましょう。

狭い車内で長時間灯油の匂いを嗅いでいると気分が悪くなってしまうことがありますので、十分注意しましょう。

② ストーブに入れて空焚きする

もしタンク内も灯油があまり残っていないようでしたら、ストーブを使って残りを全部空焚きしてしまうのもひとつの手段です。

あまり量が多い場合はこの方法だと時間がかかるのでやめておきましょう。

③ ガソリンスタンドに処分を頼む

危険物を取り扱うことができるガソリンスタンドに持っていけば、処分を頼むことができるでしょう。 大抵は無料でやってくれますが、お店によっては処分料がかかってしまうこともあるようです。

④ 近所の人などにあげてしまう

その他の手段としては、近所の人などにタンクごとあげてしまうという方法もありますね。 処分するのが面倒な場合はこれで済ませてしまうのも手っ取り早い方法ですね。

もちろん普段からご近所付き合いとかがなければ難しいですが、可能ならひとつの手段として選択肢に入れてもよいでしょう。

4. まとめ

以上、引っ越し時の石油ストーブや灯油タンクの取り扱いについて確認しました。
最後に今回の内容をみていきましょう。

まとめ
  • 灯油は危険物に指定されているため、引っ越し業者は法律上で灯油の運搬を禁じられている
  • 石油ストーブを新居に運んで欲しい場合は「灯油抜き」「空焚き」をして中の灯油をすべて空にする必要がある
  • 灯油が入ったポリタンクも運んでもらえないので注意。 引っ越し日までに使いきれない場合は自分で運ぶか、またはガソリンスタンドに頼むなどして処分する

それでは以上です。 引っ越し前には色々とやるべきことが多いので、こういう細かいものは忘れがちですよね。 ストーブの他にも冷蔵庫や洗濯機も引っ越し前にやっておくべき準備がありますので、まだやっていないのなら合わせてこちらの記事もご覧ください!!

また、他にもまだやっていないことがないか確認したいとき、あるいは当日のやることを確認したいときなどにはこちらの記事が参考になるのではないかと思います! よかったらぜひ参考にしてみてください!

これにて以上です!! それでは、あなたの引っ越しが気持ちよく終わることを願っています

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