長距離引っ越しは非常にお金がかかります。 特に東京 – 大阪間など500kmを超えるようになると10万円じゃ収まらないようなこともかなり多くなってきます。 そんな長距離引っ越しをしなくてはならない場合、少しでも費用は安く抑えたいですね!!
長距離引っ越しで一番お金がかかるのは、やはり輸送費です。 距離が遠くなればなるほど費用がかさんでしまいますので、ここをいかにして安くするかが引っ越し料金を抑えるひとつのポイントです。
今回は長距離引っ越しの輸送費を抑える方法のひとつ「コンテナ便」の利用について解説していきたいと思います!
目次
1. 貨物列車などを利用する「コンテナ便」で長距離引っ越しの輸送費は安くなる!
「コンテナ便」とは、コンテナと呼ばれる箱を使って荷物を輸送する引っ越しの仕方です。 その特徴は、コンテナごとJRの貨物列車や船舶、あるいは航空機などで輸送することです!!
貨物列車などを利用することで、長距離輸送にかかる費用を大幅に軽減することが可能です。 コンテナ便は長距離引っ越しが最も安くなる方法だと言われているんです!!
しかしコンテナ便にはデメリットもあり、輸送にだいぶ時間がかかってしまいます。 簡単にまとめてしまえば、日数がかかる代わりに安くなる長距離引っ越しの仕方ということができるでしょう!
- 荷物をコンテナと呼ばれる箱に積み込み、コンテナ毎ごと貨物列車などで運ぶ引っ越しの方法
- 日数がかかってしまうかわりに最も費用を抑えられる長距離引っ越しの仕方
- 貨物列車ではなく船や航空機を使う場合もある
2. コンテナ便とは?
まずは「コンテナ便」についてより詳しく解説していきましょう!
① コンテナについて
荷物を積み込む「コンテナ」ってどんなものなのかと言いますと、みなさん間違いなくみたことがあるものです。 下の左の写真の通り、貨物列車につながっているあの箱のことです!!
↑ 日通HPより
あれに荷物を入れて、そのまま貨物列車などで運ぶのがコンテナ便です。 コンテナ便では、コンテナをまるごと一つ貸し切るのが一般的です。JRで通常使われているコンテナは上の写真の通り「5t コンテナ」と呼ばれており、だいたい4畳半くらいの広さがあります。
業者によって利用できるコンテナのサイズは異なり、たとえば日通では写真右のような「2tコンテナ」も利用できます。 このサイズだと単身引っ越しにはピッタリですので便利ですね!
② 輸送の方法
コンテナ便では、通常の引っ越しのようにトラックを使うのではなく貨物列車などを使います。 JRの貨物列車を使うプランが最も一般的ですが、業者やプランによっては船や航空機を利用するものもあります。
たとえば、日通では「海上コンテナ輸送」というプランがあり、日通自身が保有する船を利用するのでJR貨物輸送以上に安く運ぶことが可能です。
また、佐川急便では「単身AIR CARGOコース」という単身パックがあり、これは航空機を利用したコンテナ便のプランです。航空機を使うと聞くと高そうなイメージがありますが、実はトラック輸送と比べてそれほど変わりません。以下のページの中で解説しておりますので、興味があれば参考にしてください!
Sgムービング (佐川急便) の単身パックって実際どう? 他社の単身パックと比較検討!!
③ コンテナ便のメリット・デメリット
メリットとデメリットはさきほどからお伝えしている通りです。 最大のメリットは料金をかなり抑えられること、最大のデメリットは日数がかかってしまうことです!!
また、その他のメリットとしては、鉄道輸送の場合JRに5日間までは無料で荷物の保管をお願いできる点です。しかも5日を過ぎても1日1,000円で引き続き保管してもらえます!
たとえばですが、「旧居の契約更新日が間近ですぐに退去しなければならないけども、新居の入居開始日まであと1週間ある!」なんて切羽詰まった時には利用できるかも知れませんね!
また、日数がかかること以外のデメリットとして、紛失・破損のリスクが高まることが挙げられます。 なぜかと言いますと、積み替えの回数が増えてしまうからです!
旧居でトラックに積み込み、それをコンテナに移して輸送し、また新居に運ぶためにトラックに積み替えるので、それだけ自分の見えないところで荷物に触れられることが多くなってしまいます。
基本的に滅多に問題は起きませんが、通常のトラックによる引っ越しよりはリスクが高まることを念頭に入れておき、しっかり梱包しておくようにしましょう!
3. コンテナ便が利用できる業者
では、コンテナ便はどこで利用できるのでしょうか? コンテナ便のプランを展開している業者をまとめておきましょう!!
- 日通 : 「単身パックX」というプランでJR鉄道輸送が利用できます。
- 佐川急便 (Sgムービング) : 「単身AIR CARGO」というプランで航空便が利用できます
- アリさんマークの引越社 : 「長距離エコ便」というプランでJR鉄道輸送が利用できます
- ハトのマークの引越センター : 「小鳩スカイパック」というプランで航空便が利用できます
4. まとめ
以上、コンテナ便についてまとめました。今回のポイントを確認しておきましょう!
- 荷物をコンテナと呼ばれる箱に積み込み、コンテナ毎ごと貨物列車などで運ぶ引っ越しの方法
- 日数がかかってしまうかわりに最も費用を抑えられる長距離引っ越しの仕方
- 貨物列車ではなく船や航空機を使う場合もある
- コンテナを丸ごと一つ貸し切って輸送する。コンテナ単位で料金がかかるので、荷物が多い場合は要注意!
- コンテナのサイズは最も一般的なJR貨物の5tコンテナで四畳半ほどの広さがある。高さも2m以上あるので大きなものでもしっかり入る!
それでは以上です!
今回は「コンテナ便」を利用すれば長距離引っ越しを安くできると解説しましたが、それ以外にも長距離引っ越し向きの輸送法はいくつかあります。たとえば「帰り便」が利用できる場合などもありますし、距離によっては鉄道輸送よりも普通にトラックの「混載便」の方が安くなる場合もあります。
やはり最安値を掴むために一番大切なのは、しっかり「相見積もり」をして、各社が今対応できる最善のプランを提案してもらい、見積もりを出してもらうことです。 長距離引っ越しともなると数万円単位で大きな差が開きますので、安易に1社で決めたりせず、たくさん見積もりを出してもらって比較するようにしましょう!!
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