引っ越しには様々なプランがあり、業者によっても対応しているサービス内容・呼び方が違っていたりします。
「ネットで調べてたら『混載便を使えば安く引っ越しできる!』って書いてあったけど、本当なのかな?」
「業者に見積もり出してもらったら『乗り合いプラン』っていうの提案されたんだけど、実際どうなの?」
今回はそんなアナタへ「混載便」「乗合プラン」について解説していきます!!
業者によって「混載」や「乗合」と呼び方は違ったりするのですが、内容は基本的に一緒です。今回の記事では「混載便」というワードで解説していきます。
混載便とはどんなものなのか?
メリットは? デメリットはないの?
もっと自分に合っているプランはないのかな?
そんな疑問に答えるべく、混載便について解説していきます!!
目次
1. 「混載便」は安さ重視で長距離引っ越しをしたい人向けのプラン
混載便とは一体どんなものなのか、最初にズバッとまとめます。
- 「混載便」とは、主に長距離引っ越しのためのプランで、とにかく安さ重視で引っ越ししたい方にオススメのプランです!
まず確認しておきたいのが、混載便は基本的には長距離引っ越しの方向けのプランということです。近距離でも業者によっては利用できる場合もありますが、基本的には長距離引っ越しをする場合の選択肢と理解しておきましょう。
また、混載便にもメリットとデメリットがあります。最大のメリットはお伝えした通り、値段の張る長距離引っ越しを安くできるということです!
これからもっと詳しい内容やデメリットなども解説していきますので、よく理解して自分に合っているか検討しいていきましょう!!
2. 混載便とは、他のお客さんと費用を「割り勘」できる引っ越しプラン!
では、混載便とは一体どんな引っ越しプランなのでしょうか?
簡単にまとめると、混載便とは他のお客さんと費用を「割り勘」できる引っ越しプランと言うことができます!!
混載便は、業者によっては「乗り合い便」などとも呼ばれるもので、普通の引っ越しと違って1台のトラックに何件分かの荷物を一緒に詰め込んで運ぶ引っ越しプランです。大型トラックを用意して、同じ方面への引っ越し荷物をまとめて運ぶということですね! 業者にもよりますが、基本的には長距離引っ越しの場合に適応でき ます
『ムービングエス』という引っ越し業者では混載便のことを「割り勘便」と呼んでいるそうなのですが、まさに利用者みんなで輸送費などの費用を割り勘しているイメージですね!
混載便なら1台のトラックで複数件の荷物をまとめて運べますので、業者側としてはトラックの無駄をなくし人件費も削減できるので、コスト削減できる嬉しいプランということができます。せっかく長距離移動するなら、できるだけ大きなトラック使ってそれをパンパンにして運べたら効率がいいということですね。
そこでコスト削減できた分、お客さんにも料金面を安くして還元することができるというワケです!!
また、混載便の一つの特徴として、引っ越し前住所で積み込をしたあと、普通の引っ越しと違って直接引っ越し先には行かず、一度荷物を配送センターに持って行って大型トラックに詰め替えてから運ぶという点が挙げられます。 配送センターに一度預けられた荷物は、一緒に運ぶ荷物が揃ってから大型トラックで移動するという流れになります。
3. 混載便のメリット・デメリット
そんな業者にとっても効率的で、利用者も安く引っ越しができる混載便ですが、デメリットとかはないのでしょうか? 続いて混載便のメリット・デメリットを確認していきましょう。
① 混載便のメリット
メリットについては先ほどからお伝えしている通り、料金を安く抑えられるということに尽きます。では実際どのくらい違うのか気になりますよね!?
なんと、混載便では普通に引っ越した場合の半額程度やそれ以下に収まる場合もあるほどです!!!
もちろん時期や内容、業者によっても変わってきますが、これはかなりお得な選択肢と言えますね!!
② 混載便のデメリット
そんなお得な混載便ですが、デメリットもあります。
◎ デメリット1 : 引っ越しに時間がかかる
混載便では、配送センターに荷物をまとめてから一度に運ぶ関係で、普通の引っ越しよりも時間がかかってしまいます。1日で引っ越し完了せず、一度配送センターで預かって翌日以降に新住所へのお届けになるのが通常です。
また、他のお客さんの荷物とまとめて運ぶ関係で、スケジュールもある程度業者の都合に合わせる必要が出てきますので、もともと思い描いていた予定通りにはいかなくなってしまうことがあるかも知れないのを理解しておきましょう。
◎ デメリット2 : 荷物の紛失や破損のリスクが上がる
混載便では、普通の引っ越しと違い、とにかく荷物の積み下ろしが多くなります。
旧住所で荷物を積み込み、配送センターで一度下ろし、他のお客さんの荷物と一緒に大型トラックに積み込み、それを新住所付近の配送センターで下ろし、それをトラックに積み込んで新住所へ運ぶ…
こんな流れになりますので、とにかく荷物の積み下ろしが何度も発生します。
そのため、普通の引っ越しに比べた場合、荷物の紛失や破損のリスクは高くなると言えるでしょう。
もちろん、業者側もそれは理解していますので、それ相応の対策はしています。普通の場合よりもしっかりとした梱包をしてくれたり、荷物のチェック表を用意したりしています。それでも普通の引っ越しよりは紛失・破損のリスクは高くなってしまいますので、その点は理解しておきましょう。
4. 長距離引っ越しでの混載便以外の選択肢
メリット・デメリットを理解したならば、他にどんな選択肢があるのかも知りたいところですね!
長距離引っ越しでは「混載便」か「チャーター便」のどちらかを使うのが一般的です。
「チャーター便」と一口に言っても業者によってその内容は異なる場合があるので注意が必要ですが、基本的には1台のトラックと運転手・作業員を用意して貰って、旧住所で荷物を積み込んでそのまま新住所に下ろしに行くというのが普通です。
混載便と違って積み込みからすぐに新住所へ向かいますので、スピーディーに引っ越しすることができます。距離にもよりますが、1日で完結できる場合もありますし、基本的には遅くとも翌日には完了します。
また、混載便と違って積み下ろしが何度も発生せず、他の人の荷物が混ざることもないので紛失や破損のリスクはぐっと下がります。
さらに、積み込みと下ろしの作業担当者がそのまま変わらない場合もありますので、そうですとより安心して作業を任せることができますね!!
このように混載便のデメリットをクリアしているチャーター便ですが、デメリットは混載便よりもだいぶ料金が高いことです。また、長距離のチャーター便は予約が取りにくい場合もあり、特に繁忙期には断られてしまったり、OKして貰えてもかなり高額になる場合も多いということは頭に入れておく必要があります。
ただし、業者によってはトラックと運転手だけを手配して作業自体は全て自分で行うというタイプのチャーター便を用意しているところもあり、その場合はかなり安く利用できます。その代わりこれはこれで作業が大変ですし、荷物破損時の保証はないのが普通ですので、その点は十分注意しましょう!
ちなみに、チャーター便以外の選択肢としては、飛行機を使って素早く長距離引っ越しを完了させる「航空便」や貨物列車を使う「コンテナ便」などを用意している業者もあります。これらが利用できる場合は業者の営業担当に料金や内容をよく確認してみるとよいでしょう!
5. とにかく安く長距離引っ越ししたいのなら混載便がオススメ!!
以上、混載便について解説していきました。おさらいも兼ねてポイントをまとめておきましょう。
- 「混載便」とは安さ重視で長距離引っ越しをしたい人向けのプラン!!
- 「混載便」のほか「乗り合いプラン」とか「割り勘便」などと呼ばれることもあり、大きなトラックで他のお客さんの荷物とまとめて運ぶプラン
- メリットは費用が相場よりだいぶ安くなることで、通常のチャーター便と比べて半額以下になることもアリ!!
- デメリットは引っ越し完了までに時間がかかることと、紛失・破損リスクが通常より上がること
以上を踏まえ、混載便が自身に合っているかどうか、よく検討してみるとよいでしょう!
また、料金を安くあげるには「混載便」を利用するだけでなく、いつ・どこの業者で混載便を利用するのかなども重要になってきますので、最安値を狙いにいくならば下の「合わせて読みたい」も参考にしてみてもらえるとお力になれるかと思います。
色々な選択肢を検討して、より満足できる引っ越しをして貰えたら幸いです(^^)!!
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