単身引っ越しですと「引っ越し挨拶はした方がいいのかな…?」と悩んだりしませんか?
「引っ越したならご近所さんへの挨拶くらいするのが常識」という声も聞きますが、「最近は物騒だから引っ越し挨拶はしない方が良い」という意見もあります。実際のところ、どうするのがベストなのでしょうか?
そこで今回は、単身での引っ越しに焦点を当てて引っ越し挨拶について解説していきます! やはり挨拶にもメリット・デメリットがありますので、この記事の中で紹介する情報や意見を参考に判断してみましょう!
目次
1. 最近は単身なら挨拶しないのが一般的になりつつある
まずは結論から申し上げますと、最近では、単身引っ越しならばご近所への引っ越し挨拶はしないのが一般的になってきています。もちろん地域柄や引っ越し先の物件によっても事情は異なってきますが、全体としては「単身引っ越しなら挨拶はしない」という意見が大きくなっています。
特に、東京をはじめとする都市部の単身向け物件の場合や、女性が一人暮らしを始める場合は挨拶しない方が良いと言われています。やはり1人での新生活をはじめるということで、世の中的にも防犯の意識が強くなっているからです。また、都市部の単身向け物件では、あまりご近所付き合いをしない場合が多いのも理由のひとつです。
このように、単身では引っ越し挨拶をしない人が増えているのは事実ですので、「引っ越し挨拶はしない」という選択をするのも構わないかと思います。
とはいえ、引っ越し挨拶はメリットだってあります。まずはメリットやデメリットを一通り確認して、最終的には自分の状況や考えに合わせて判断するのが一番と言えるでしょう!
- 最近では、単身ならば引っ越し挨拶はしないのが一般的になっている
- 特に都市部の単身向け物件や女性の単身引っ越しでは挨拶をしないことが多い
- とは言え引っ越し挨拶にはメリットもあるので、メリット・デメリットを確認して判断するのが◎
2. 挨拶をしないでおくことのデメリット
単身ならば引っ越し挨拶はしないのが一般的とは言いましたが、挨拶をしいとデメリットとなる場合もあります。
① 挨拶がなかったことを不満に思う人もいる
最近では挨拶をしないことが増えてはおりますが、今だって「引っ越ししたら挨拶くらい最低限のこと」と思っている人もまだまだいます。考え方は人それぞれですので難しいところではありますが、挨拶をしなかったことで近所の方からの第一印象が悪くなってしまうこともあり得ることは覚えておきましょう。
比較的長く住むつもりならご近所の方と顔を合わせることも多くなりますので、そのような場合は挨拶しておくことも検討してみるとよいでしょう。
② 騒音などのご近所トラブルが起きやすくなる
①の内容とも関係しますが、引っ越し挨拶をしなかった場合、挨拶しておいた場合と比べてご近所トラブルが発生しがちになります。
例えば多少の生活音も、挨拶していてどんな人だか分かっていれば許せますが、第一印象が悪ければ必要以上に癇(かん)に障ってしまうこともありえます。
ですから、特に夜勤帯の仕事をしていたり、生活リズムが遅めだったりするならば挨拶に行って、あらかじめ「仕事柄、ちょっと夜が遅くなってしまうことが多いので、もし迷惑かけてしまったらすみません」など一言添えておくと印象がだいぶ違い、不必要なトラブルを避けることができるでしょう。
3. 単身で引っ越し挨拶をしに行くことによるリスク
以上のように引っ越し挨拶にはメリットもあるのですが、その反面リスクもあります。
① 防犯上のリスク
近年単身なら引っ越し挨拶をしないことが増えてきた最大の理由は、防犯上のリスク増加です。今日この頃では、残念ながら物騒な事件も多くなっています。挨拶をすることで知らない人に「誰が・どこに・1人で住んでいる」という情報を与えてしまうことは、防犯上リスクとなってしまいます。
特に、女性の一人暮らしですとそのリスクは非常に大きいものと言え、ストーカーや空き巣被害の原因となってしまうこともあります。女性の単身引っ越しならば挨拶は控えた方が無難でしょう。
② ご近所付き合いを望まない人もいる (※特に都心部の単身物件)
近頃では、特に都心部でご近所付き合いという意識が薄くなっており、その結果挨拶されるのが迷惑と思う人も中にはいるようです。特に単身物件ではそこに長く住むつもりはない人も多いので、ご近所付き合いはしないつもりの人も多いのです。
実際、私もはじめての単身物件への引っ越しの際、手土産を持って挨拶に行ったら扉も開けてもらえず「うちはそういうの結構です」と断られてしまった経験があります。挨拶に行ったことで、逆にこの家の方とは付き合いにくくなってしまったことを覚えています。
引っ越し挨拶をするつもりなら、もしかしたら挨拶が歓迎されない場合もあるということを覚えておきましょう。
4. 単身での引っ越し挨拶に関するみんなの意見
以上のようにメリットもデメリットもある単身での引っ越し挨拶。それでは、実際のところ世間一般での意見や考えはどのようなものが多いのでしょうか? みなさんの意見をTwitterのつぶやきから引用させて頂き、いくつか見ていきましょう。
今は不動産屋も行かない方がいいとアドバイスすること多いし私が相談を受けても同じ回答をします。
今の時代単身で引っ越しの挨拶など不要です。— しゃがる (@Shagalshiny) April 6, 2019
引っ越しの挨拶って、単身女性とかだと挨拶する方がリスクだったりするんじゃないかな。近所の男性に愛想よく挨拶してたらつきまとわれたという話もあってびっくりしたし。引っ越しの挨拶どころか普通に挨拶するのさえリスクになるという。
— 無真獣73号 (@musinju73) February 5, 2018
単身居住が普通と思われる集合住宅(並ぶ部屋サイズでわかりますよね)では男性も引っ越しの挨拶しないで欲しい。近隣が女性ひとり暮らしってわかるし、女性側は顔と部屋が一致するのも恐怖だから。
— シナボン(寝不足) (@cinnabonapple) April 6, 2019
Twitterで「引っ越し 単身 挨拶」と検索してみたところ、このように単身なら挨拶に反対の意見の方が圧倒的に多いようでした。やはり、時代が時代ですので、防犯意識が強くなっているのが見て取れます。
戸建やファミリー層の住人が多い物件の場合は挨拶に行くという意見も多かったのですが、単身の場合は挨拶に行くのは少数派のようです。また、上で引用させて頂いたツイートの中にもあるように、現在は不動産会社さんの方でも「単身向け物件では挨拶はしなくて大丈夫」と案内することが多いです。
確かに今の時代を考えると、特に東京など都心部の単身物件ならば引っ越し挨拶は不要なのかな、と自分も思います。特に女性はリスクも大きいのでしない方がよいでしょう!
せっかく挨拶に行ったのに歓迎されなかったら残念ですし、万が一空き巣やストーカー被害にでもあったらと思うとデメリットが大き過ぎますね!
インターホンを押して改まっての挨拶はせずに、共有部ですれ違った際などに「はじめまして、◯日に引っ越してきた〇〇です。よろしくお願いします」程度に声をかけるのがちょうど良いでしょう。
5. 判断に迷ったら大家さんや管理人に相談してみよう
以上のように、一般的には挨拶をしない人が増えているようですが、2章で解説した通り引っ越し挨拶をしなかったことでトラブルが起こってしまう場合もあるわけです。
どうすべきか迷った時は、物件の大家さんか管理会社の方に相談してみるのがオススメです。この物件に住んでいる人たちのことや、他の住人がどうしていたかなどある程度知っている大家さんや管理人さんならば、どうすべきかのヒントになるアドバイスをくれることでしょう。
実際に私も2回目の引っ越しの際は大家さんに聞いてみて「ここはみんな単身だから、挨拶はしなくていいと思うよ」とアドバイスもらったので、挨拶はしないことにしました。それで特に不都合はなかったですし、やはりそこの物件について知っている当事者の意見は参考になります。
「まず迷ったときは大家さんや管理人さんに相談」と思っておくとよいでしょう!
また、いくら近隣の方に挨拶しない場合でも、これからお世話になる大家さんにだけは挨拶しておくと良いと思います。もちろん大家さんの家が遠い場合などは仕方ないですが、できるのならしっかり挨拶して、その際に相談してみると良いでしょう。大家さんへ挨拶に行く際は、気持ちとして1,000円ちょっとの挨拶品を持っていくようにしましょう。
6. 挨拶に行くと決めたら
以上のことを踏まえて一通り考えた上で、「やっぱり挨拶しておこう!」と決めたのでしたら、挨拶をしに行く意味は十分あると思います。それでしたらきちんと挨拶できるよう、手土産などの準備をしておきましょう!
以下の記事では引っ越しの挨拶のマナーやタイミング、オススメの挨拶品などを解説しておりますので、挨拶準備の参考になるでしょう
7. まとめ
以上、単身での引っ越し挨拶について解説致しました! 最後にポイントをまとめておきましょう!
- 最近では、単身なら引っ越し挨拶はしないのが一般的
- 特に都市部の単身向け物件や女性の単身引っ越しでは挨拶をしないのが普通
- とは言え引っ越し挨拶にはメリットもあるので、メリット・デメリットを確認して判断するのが◎
- 挨拶するべきか迷った時は大家さんや管理人さんに相談してみる
- 近隣への挨拶をしない場合でも、大家さんや管理人さんには挨拶しておく
それでは以上です。
やっぱり最終的に大事なことは、メリット・デメリットを把握した上で自分の意思で判断することです! この記事の内容を踏まえて、引っ越し前に挨拶へ行くかどうか考えておきましょう!
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そこでまずは、そんな引っ越し費用や業者選びのことに詳しくなりましょう。
これから引っ越しをするあなたへ、まず読んで欲しいことをまとめましたので、まずはここからお読みいただけたらと思います。
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