見積もり後の引越し業者へお断りする上手な方法は? 契約後だとキャンセル料はかかる?

引っ越し料金を安くするために相見積もり(※)をすれば、必ずどこかの業者はお断りしなくてはなりませんね。 あるいは、はじめての引っ越しなら「1社だけの見積もりで決めてしまったんだけど、あとになって調べてみたら相場より高かった。やっぱりキャンセルしたい」なんてこともありますよね。

(※) 相見積もりとは、複数の業者に見積もりをしてもらって比較検討することです。 引っ越し料金を安くするための基本です!

引っ越し見積もりの値引き交渉テクニック【最安値を狙うコツ】

2020年2月26日

そんなとき気になるのがキャンセル料。 キャンセル料はかかってしまうのか? 何日前なら大丈夫なのか? 正しい情報を知っておきたいところですよね!

また、訪問見積もりで良くしてくれた営業さんに断りを入れるのに気が引けるなんて場合や、もうここで決めるつもりでダンボールなどを先に受け取ってしまったなんてこともありますね。 そんなときどうすれば良いのか、「見積もり後のお断り・キャンセル」にかかわる気になる疑問にまとめて答えていきましょう!

1. 引越し日から3日以上前ならキャンセル料は不要!! ただし契約前でも受け取ったダンボールは要返却

まずは「引っ越し業者へのお断り・キャンセル」に関する重要なポイントをまとめておきましょう。

引っ越し業者へのお断り・キャンセルのポイント
  • 解約・延期時のキャンセル料については国土交通省が定める『標準引越運送約款(やっかん)』で定められていている
  • 引越し日の当日キャンセルは基本料金の50%、前日は30%、前々日は20%のキャンセル料がかかる
  • オプション工事のキャンセル料やダンボールなどの実費分も別途負担する必要がある
  • 逆に、3日以上前のキャンセルなら業者はキャンセル料を請求できない
  • 契約前のお断りの場合でも、もし事前にダンボールなどを受け取ってしまっていたら実費にて返却する必要がある

これを踏まえて、より詳しい内容を見ていきましょう!

2. 契約後のキャンセルについて

前章でまとめた通り、契約後の解約や延期によるキャンセル料については国土交通省が『標準引越運送約款』というルールを定めておりますので、どこの引っ越し業者でもそれに準じた対応となります。

国土交通省の定める約款では、当日キャンセルが基本料金の50%、前日だと30%、前々日だと20%のキャンセル料がかかると定めています。 解約だけでなく延期の場合も同様です。

ここで言う基本料金とは「運賃+引越し作業代金」のことで、エアコン工事などのオプション作業代金や高速代、梱包資材の販売代金などはここに含まれません。 ただ、ダンボール代などの費用だったり、エアコン工事を外部委託している場合ならそちらのキャンセル料だったりと言った、オプションサービスにかかわる実費負担分は別途請求されますので、注意しましょう。

また、逆に言えば3日以上前のキャンセルでしたら業者はキャンセル料を請求できないよう定められていますので、もし万が一それ以上前なのにキャンセル料を請求されたりしたら必ず指摘するようにしましょう!

なんにしても、もしキャンセルしなくてはならないことが決まったら少しでも早く連絡するのが第一です。 誠意ある対応を心掛けましょう!!

キャンセル料、けっこう高いですよね。 でも残念ながらそれは仕方ない一面もあります。 実はこの国土交通省の定めるルールですが、現場の状況を踏まえてH30年からルール改定してキャンセル料を値上げしています

引越し日の当日やギリギリになっての延期・キャンセルの場合、そこで空いてしまったトラック・人員を上手く活用するのが難しいので、ただでさえドライバー不足が深刻な引っ越し業界では打撃となっていました。 そこでキャンセル料を高くして少しでもキャンセル件数が減るようにとこのようなルールになっているのです。

3. 契約前のお断りの仕方

訪問見積もりや電話見積もりをしてもらった業者には、他社に決めた場合もちゃんとお断りの電話を入れましょう。 もちろんマナーってこともありますが、その方が自分のためになることもあります。

まず単純に言って、業者側も見積もり後どうなったかは気になっていますので、放っておけば電話やメールが頻繁に来ることになります。それを毎回無視していてはストレスになってしまいます。

また、断ろうと思って電話したら最後の打診で限界価格を提示してくれる場合もありますので、もしかしたらこっちの方がお得ってこともあるかもしれません。 あんまりしつこくされると確かに迷惑ですが、その場合はキッパリ断って電話を切ればよいだけのことです。

マナーの面からみてももちろんですが、このように自分のためにもなりますので、見積もりをしてもらった業者には必ず誠意を持ってお断りの連絡を入れるようにしましょう。 電話がいやならメールでも構わないので、そこは徹底するようにしましょう!

① 基本的なお断りの仕方

では、実際にお断りする際の仕方ですが、見積もり時の感触で連絡の方法を使い分けるのがオススメです。

印象の悪かった業者、そこまで見積もり時の感触良くなかった業者、割と普通だった業者などに対しては総合ダイヤルへの電話やメールで十分です。

総合ダイヤルに電話するときは、「すみませんが他社さんでもう決めましたので、営業担当さんに申し伝えください。こちらへの連絡は不要です」としっかり伝えておきましょう! 実際に話した営業さんに電話するよりも総合ダイヤルの方が気が楽ですし、スムーズに終わることが多いです。 メールでも構わないので、このように手短に済ませてしまいましょう!

② 良くしてくれた業者さんへのお断り

訪問見積もりなどで良くしてくれた業者さんへのお断りはちょっとしにくいものですよね… この気持ちはすごく分かります。 でも、だからこそここは誠意を込めて、貰った名刺などをもとに直接営業さんに電話してごめんなさいするようにしましょう!!

これにはもちろんマナーとしての意味もあります。 その方がお互い気持ちが良いですもんね。 そして、そもそもですが良くしてくれるような人柄の営業さんって、お断りの話でも意外と気持ちよく受け入れてくれるものです。

しかもそれだけではなくて、営業さんにとっても感触が良かった人の場合「ここまでは下げて良い」というギリギリラインを上司に確認して準備してくれていることがあります。 お断りのつもりで電話したのに、それ以上にいい回答を貰えるかも知れなません。

それに期待するわけではないですが、良くしてくれた方には「色々とご協力してくださったのにすみません。ありがとうございました!もしまたの機会があれば必ず連絡させて頂きますね」などと、感謝を伝え、お互いに気持ちよく終わりにするようにしましょう!

③ もしダンボールを受け取ってしまっているのなら要注意!

ちなみにですが、契約している・していないにかかわらず、業者の方からダンボールやテープなどの資材を受け取っているのなら注意が必要です。 その場合は営業の人が「無料ですから置いていきますね」などと言っていたとしても基本的に断ったならそれは返却する必要があります

ダンボールなどが無料で貰えるのは「うちで契約してくれたら」ってことなので、断ったなら話が変わってしまいます。 しかも基本的に取りに来てはくれず、実費負担で返却する必要があるのです。

ちなみに、悪質な営業担当の場合はキャンセルしにくくなるようにわざとダンボールを置いていくことがあるようです。 その場でお断りできればよいのですが、もし受け取ってしまったのなら契約を決めた引っ越し業者さんに相談してみましょう。 場合によっては返却しといてくれることもありますので、とりあえず話しだけでもしてみるとよいでしょう。

4. キャンセルに関するQ&A

ここまででキャンセルやお断りについての基本的なことはお話しましたが、ここからはYahoo!知恵袋などに寄せられていた疑問に答えておきましょう!

◎ 口頭でお願いしただけで契約書とか一切書いてないけどキャンセル料はかかる?

口頭での約束だとしても、ハッキリ「お願いします」と言えば法律上それは契約したことになります。 そのため、引越し日前々日になってしまえば当然キャンセル料はかかってしまいます。

なにかの食い違いでこちらは契約したつもりなくても業者側は契約したつもりになっていてトラブルになることも稀にありますので、このような事態を防ぐためにも見積もりを依頼した業者すべてにお断りの連絡は必ず入れるようにしましょう。

◎ 代表電話に電話したら「担当から改めてご連絡します」と言われてしまった

すぐに総合ダイヤルにかけ直して「いえ、もう変えるつもりはないので電話は不要です。営業担当さんにもそうお伝えください」とハッキリ伝えておきましょう。 あるいはメールでも良いので、ハッキリと断った記録を残しておけば後のトラブルを避けられるでしょう!

◎ ダンボールやガムテープを使ってしまったんだけどどうすれば良い?

もうダンボールなどを貰ってしまってからのキャンセルだと返却の必要があると先ほど説明しましたが、それではもしすでに使ってしまった場合はどうすればよいのでしょうか?

この場合は資材は買取になりますので業者指定の金額を支払う必要があります。 仕方ありませんので、早めに電話してどのようにお支払いすればよいか確認するようにしましょう。

5. まとめ

以上、見積もり後の引っ越し業者へのお断り・キャンセルに関することを一通り解説致しました。 最後に要点をもう一度確認しておきましょう。

引っ越し業者へのお断り・キャンセルのポイント
  • 解約・延期時のキャンセル料については国土交通省が定める『標準引越運送約款(やっかん)』で定められていている
  • 引越し日の当日キャンセルは基本料金の50%、前日は30%、前々日は20%のキャンセル料がかかる
  • オプション工事のキャンセル料やダンボールなどの実費分も別途負担する必要がある
  • 逆に、3日以上前のキャンセルなら業者はキャンセル料を請求できない
  • 契約前のお断りの場合でも、もし事前にダンボールなどを受け取ってしまっていたら実費にて返却する必要がある

これにて以上です! 確かに「断る」とかってちょっと気が引けてしまいやすいところではありますが、そういうときこそ誠意とマナーを持って早めの行動を心掛けましょう!

それではこれにて今回は以上です。 あなたの引っ越しがよりお得に、スムーズに終わり、気持ちの良い新生活を始められることを願っております!!

【あわせて読みたい】より良い引っ越しをするために…

AndMore EyeCatch


「引っ越し」はライフスタイルの変化のときです
どこへ行き、どこで時間を過ごすのか?
誰と過ごす時間が増え、家にいる時間をどう過ごすのか?
環境とともに、自然とライフスタイルが変わります。

そんな人生の中で大きな意味を持つ「引っ越し」というイベント。
少しでも「良い引っ越しだった」と思えるようにしたいものですよね。

でも、引っ越しは思っているより大変です。
新居選び、退去手続き、役所やライフラインの手続き、荷造り、引っ越し業者選び・・・
やることはたくさんあります。また、費用面も安くありません。

その中でも引っ越し費用はただ高いだけでなく、「相場がわかりにくい」ため注意が必要です。
時には相場が分かりにくいのをいいことに、適正料金よりも高い見積り金額を提示する業者もいます。
こちらが無知でいると「業者の言い値」でいいようにやられてしまうのです。

しかし、引っ越し費用は簡単な方法で大幅に安くすることができます。
「あること」をするかしないかで費用が半額になることもあるのです。

そこでまずは、そんな引っ越し費用や業者選びのことに詳しくなりましょう。
これから引っ越しをするあなたへ、まず読んで欲しいことをまとめましたので、まずはここからお読みいただけたらと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です